箱根駅伝を巡る旅
ウォーキングと言っても、意味もなく歩くのでは退屈してしまう私。
そこで今回は、箱根駅伝のコースを歩いてみることにしました。
1区から順に、毎月1回、1区間分。
10区間あるので、2月から始めれば11月には終わるはず(笑)
果たして私は、完走ならぬ、完歩できるのか?
1区 (21.3キロ)読売新聞東京本社前~鶴見中継所
1区は、ほぼ平坦な21.3キロですが、アップダウンのある難所が2箇所あります。
アップダウンのある難所とは、①新八ツ山橋(前半の上り)、②六郷橋(後半の18キロ付近上りと下り)になります。
特に、東京都大田区と神奈川県川崎市の境目にかかる六郷橋。450メートルほどあります。
渡りはじめが上りで、渡り終わりが下り。勝負どころは下りで、この六郷橋を過ぎようとするあたりで、一気にレースが動きます。スパート合戦が始まるのもこの辺り。ここまでで足をためておかないと、ついていけないので、レースの鍵を握る重要なポイント。
この区間は、駅伝の幕開けを飾るエキサイティングなレースが見られるので、エース級のランナーを置く学校もあります。

09:00 読売新聞社前をいよいよスタート!
2025年02月23日 天気は快晴も気温5℃の極寒(対自社比)の中、21.3kmの長い道取りに、気が遠くなり、既に後悔し始める私(笑)
あれ?
なぜか東京駅前は非常に混雑しているわ、おまわりさんの警備があちこちで見かけるわ・・・。
そうでした。本日は天皇誕生日でした。
多くの参賀者に手を振りつつ、鶴見中継所に向かって出発した私でした。


10:45 5km付近を通過。
こちら、前職のサラリーマン時代によくランチに通った喫茶店です。
勤め先の事務所がこの近くにあったので(現在は移転されました)、懐かしさの余り、それほど疲れてはいないにも関わらす、早々にカフェブレイク(笑)
まあ、1/4歩いたということで良しとしてください!
最初の難所 新八ツ山橋に到着。
山手線、京浜東北線、東海道線、東海道新幹線など、多くのJR線を渡る新八ツ山橋。
それほどの坂でもなかったので疲れてはいませんが、折角だからJRを見下ろしていこうと小休止。
過密ダイヤのJR各線がこんなに集中してるなら、電車がたくさんすれ違う写真が撮れるぞ!と期待するものの、2分待てど、5分待てど、一向に電車が来ない(汗)
・・・もしかしてトラブルでも発生した?
とりあえず、電車が何も走っていない写真もめずらしいと、勝手に自分を納得させて、再び歩み始める私でした(笑)


12:15 10km付近を通過。
ちょうどお昼頃に通過するだろうと目星をつけていた回転寿司屋さん。
名古屋に住んでた頃によく通ったこともあって、此処でランチするぞ!と勇んでお店のドアを開けると・・・
なんと順番待ちの人の山に遭遇しました。そして30分以上待つ見込みとのこと。
泣く泣くこちらを諦めて他のランチ屋さんを探してみるものの、食指が動くお店が見つからず。
結局コンビニでおにぎりを買って食べるだけのランチになってしまいました。(涙)
15:00 第二の難所 六郷橋に到着
15kmを少し過ぎた頃にようやく見えてきました、六郷橋。
なるほど、この上り坂は地味に疲れそうだと身構えて近づいてみたところ、
この坂には歩道がありませんでした。
本番レースの様に通行止めにはできない私は、やむなく(ラッキー♪)階段を上って橋に上がり
道路脇の平坦な歩道を歩くだけでした!
いやぁ、坂を上ってみたかったよね(ゴメン。強がりです。)


16:45 鶴見中継所に到着!
ヘロヘロになりながらも、無事に鶴見中継所に到着。
こちらにはモニュメントがあって、場所はわかりやすかったです。
ただ繰り上げスタート時間をはるかに超えての到着なので、タスキを渡す相手もおらず(笑)
ひとまず、今日の目的は達成しました!
いや~。疲れました。
17:10 GOAL! JR鶴見駅
さて、それでは帰ろうか・・・と周りを見渡してみると?
あれ、来月の出発の時、またここまで来るの?と考え、悩み。
本日のゴールをJR鶴見駅に変更しました。
トボトボと歩くこと20分。
ようやく見えてきた鶴見駅。
この後、電車の中で爆睡したのは言うまでもありませんでした。
よく寝過ごさなかった、私!


本日の歩数:40,000歩越え!
家を出てから帰宅するまでの全てになりますが、さすがにこの数字は未経験。
道理で足がパンパンのはずだ(笑)
今日は湯船にゆっくり使って疲れを癒すことにしましょう。
(幸い、翌日、筋肉痛にはなりませんでした!)
さて、それではこの続きは、3月末に
2区 (23.1キロ)鶴見中継所~戸塚中継所
花の2区と呼ばれるこの23.1kmの区間は、エースが激戦を繰り広げる場所
各校のエースが集い、ごぼう抜きが繰り広げられることもある華やかな区間。
そんな2区の距離は23.1キロと最長区間になるうえに、難所である2つの坂があります。
①権太坂(14キロ付近)、②戸塚の壁(20キロを過ぎてから残り3キロ)
とても難しいコースだからこそ、エース級の選手に託される区間です。
体力や持久力に加えて、精神力が問われるコースですね。

08:30 戸塚駅周辺からの再開です!
前回は戸塚中継所から少しだけ先に進み、戸塚駅から帰宅していましたので、今日は、そこまで戻って再開です。
さて本日は、最長区間でうわさに聞く権太坂のある区間。日照りも強く、風も向かい風で、なかなか苦行な環境の様です。
果たしてゴールまでたどり着けるのか?一抹の不安を抱えつつのスタートになりました。


09:30 順調に約5㎞進み、マックで休憩です。
最初の心配をよそに、順調な立ち上がり。計画よりも早い時間に到着です。
さてここは重要な補給ポイント。マックシェーク(バニラ)で英気を取り戻しましょう。
・・・あれ?買えない?
早く着きすぎて、まだ朝マックの時間帯でした(-_-;)
ここはコーラで代替して、次を目指すことにしましょう!
まだ10km手前ですが・・・
横浜の街並みが見えてきました。
前回、大手町を出発してから、もう横浜に。
思えば遠くへ来たものだ♪
少し観光気分になって、元気を取り戻しました。
そして交通看板には、戸塚・小田原の文字が!
なんとなく箱根駅伝の雰囲気が出てきましたよね(笑)


12:00 12km地点でランチしました。
こちらの蕎麦屋さん。おばあさんのワンオペで営業されているみたいです。
私も仕事をほぼワンオペでこなす身。
とはいうものの、それなりに繁盛している中で、接客と調理と会計と片づけを全部ひとりでこなす様子に感心してしまいました。
私もまだまだ頑張らねば!
とはいうものの、今日はとりあえず完歩だけを目指すことにしましょう(笑)
13:00 15㎞を超えました。まもなく権太坂!
比較的平坦な道のりだったとはいえ、終止の向かい風。
さすがに疲労がたまってきましたので、ここで緊急のエナジーチャージ!
コンビニに立ち寄っての小休止です。
それにしても、レース本番も終止向かい風なんでしょうか?
何気に、地味~に堪えます。


いよいよ権太坂に挑戦です!
権太坂のバス停が見えてきました。
未知の先を見てみると、確かになんとなく上り坂が続いている様に見えます。
でも先ほどエナジーチャージを済ませたばかりの私。
意気揚々と坂に挑むのでした。
5分もしないうちに、次の信号に到着。信号の名前は”権太坂上”
ナンダもう着いた? TV中継も大げさだなぁ。
なんて気楽に侮っていたんですが、歩けど歩けど上り坂は続き・・・。
結局20分も登り続けることになりました。
そしてその後はまぁまぁの下り坂。
疲れている時って、下り坂もしんどいですね。
帰りの9区でも苦労しそうだなぁなどと考えながらも、権太坂は無事に攻略です。
15:00 20km付近でJR線を跨ぎます。
ようやく20km辺りを通過。あと3㎞位でゴールですから、もう何とかなりそうだと安心しつつ、品川方面に向かう列車に向かって『連れて帰ってくれー』と叫ぶ余裕も。
ただ、この後の地獄をまだ知らない私は、比較的油断していました。


16:00 戸塚中継所に到着!
・・・残り3㎞。なめていました。
なんとなく3km全てが上り坂の感じがして、向かい風も強く、坂も急。
『権太坂よりこっちの方がつらいやんけ!』
などと毒を吐きながら、ふらふらと歩いていると、左折したら戸塚駅の標識が。
『もうここで折り返そうか?』
などと何度も心が折れそうになりつつ、戸塚駅を通り過ぎること2km位。
ようやく戸塚中継所に到着しました。
何とか今日の目的は達成できましたが、今回の疲労感は半端ない!
さすがエース区間の醍醐味でした。
・・・このコースでごぼう抜きするの、すごくない?
不正行為ではないですよ?(笑)
さすがに疲れすぎて、駅まで歩く気力がない私。
JR戸塚駅まではバスで戻ることにしました。
だって駅までは結構急な下り坂なんですよ?
などと言い訳しつつ、混雑なバスの手すりに抱きついて帰路に就く私でした。


本日の歩数:40,000歩に届かず!
前回より距離が長いはずなのに、歩数は40,000歩を超えませんでした。なぜ?帰宅でバスを使ったから?
なんとなくですが多分、前回は大手町駅の階段の上り下りでカウントを稼いだのではないかと。
思い切って、家の周りをぐるぐる歩こうかと悩みましたが、今回はそのまま帰宅することにしました。
とりあえず、四捨五入したら40,000歩(笑)
さて、それではこの続きは、4月末に
3区 (23.1キロ)戸塚中継所~平塚中継所
箱根駅伝で最も景色が良いと言われる3区
前半に約9kmの緩やかな下り坂が続き、街を抜けて11kmを過ぎ134号線に出ると、
正面に富士山、左側に相模湾を臨む箱根駅伝の中で一番の景勝地へ。
時として強い向かい風が選手の行く手を阻むという、
美しく過酷な自然に立ち向かうスタミナとペース配分に注意が必要なコースだそうです。
