箱根駅伝を巡る旅
ウォーキングといっても、意味もなく歩くのでは退屈してしまう私。
そこで今回は、箱根駅伝のコースを歩いてみることにしました。
1区から順に、毎月1回、1区間分。
10区間あるので、2月から始めれば11月には終わるはず(笑)
果たして私は、完走ならぬ、完歩できるのか?
1区 (21.3キロ)読売新聞東京本社前~鶴見中継所
1区は、ほぼ平坦な21.3キロですが、アップダウンのある難所が2箇所あります。
アップダウンのある難所とは、①新八ツ山橋(前半の上り)、②六郷橋(後半の18キロ付近上りと下り)になります。
特に、東京都大田区と神奈川県川崎市の境目にかかる六郷橋。450メートルほどあります。
渡りはじめが上りで、渡り終わりが下り。勝負どころは下りで、この六郷橋を過ぎようとするあたりで、一気にレースが動きます。スパート合戦が始まるのもこの辺り。ここまで足をためておかないと、ついていけないので、レースの鍵を握る重要なポイント。
この区間は、駅伝の幕開けを飾るエキサイティングなレースが見られるので、エース級のランナーを置く学校もあります。
09:00 読売新聞社前をいよいよスタート!
2025年02月23日 天気は快晴も気温5℃の極寒(対自社比)の中、21.3kmの長い道取りに、気が遠くなり、既に後悔し始める私(笑)
あれ?
なぜか東京駅前は非常に混雑しているわ、おまわりさんの警備があちこちで見かけるわ・・・。
そうでした。本日は天皇誕生日でした。
多くの参賀者に手を振りつつ、鶴見中継所に向かって出発した私でした。
10:45 5km付近を通過。
こちら、前職のサラリーマン時代によくランチに通った喫茶店です。
勤め先の事務所がこの近くにあったので(現在は移転されました)、懐かしさの余り、それほど疲れてはいないにも関わらす、早々にカフェブレイク(笑)
まあ、1/4歩いたということで良しとしてください!
最初の難所 新八ツ山橋に到着。
山手線、京浜東北線、東海道線、東海道新幹線など、多くのJR線を渡る新八ツ山橋。
それほどの坂でもなかったので疲れてはいませんが、折角だからJRを見下ろしていこうと小休止。
過密ダイヤのJR各線がこんなに集中してるなら、電車がたくさんすれ違う写真が撮れるぞ!と期待するものの、2分待てど、5分待てど、一向に電車が来ない(汗)
・・・もしかしてトラブルでも発生した?
とりあえず、電車が何も走っていない写真もめずらしいと、勝手に自分を納得させて、再び歩み始める私でした(笑)
12:15 10km付近を通過。
ちょうどお昼頃に通過するだろうと目星をつけていた回転寿司屋さん。
名古屋に住んでた頃によく通ったこともあって、此処でランチするぞ!と勇んでお店のドアを開けると・・・
なんと順番待ちの人の山に遭遇しました。そして30分以上待つ見込みとのこと。
泣く泣くこちらを諦めて他のランチ屋さんを探してみるものの、食指が動くお店が見つからず。
結局コンビニでおにぎりを買って食べるだけのランチになってしまいました。(涙)
15:00 第二の難所 六郷橋に到着
15kmを少し過ぎた頃にようやく見えてきました、六郷橋。
なるほど、この上り坂は地味に疲れそうだと身構えて近づいてみたところ、
この坂には歩道がありませんでした。
本番レースの様に通行止めにはできない私は、やむなく(ラッキー♪)階段を上って橋に上がり
道路脇の平坦な歩道を歩くだけでした!
いやぁ、坂を上ってみたかったよね(ゴメン。強がりです。)
16:45 鶴見中継所に到着!
ヘロヘロになりながらも、無事に鶴見中継所に到着。
こちらにはモニュメントがあって、場所はわかりやすかったです。
ただ繰り上げスタート時間をはるかに超えての到着なので、タスキを渡す相手もおらず(笑)
ひとまず、今日の目的は達成しました!
いや~。疲れました。
17:10 GOAL! JR鶴見駅
さて、それでは帰ろうか・・・と周りを見渡してみると?
あれ、来月の出発の時、またここまで来るの?と考え、悩み。
本日のゴールをJR鶴見駅に変更しました。
トボトボと歩くこと20分。
ようやく見えてきた鶴見駅。
この後、電車の中で爆睡したのは言うまでもありませんでした。
よく寝過ごさなかった、私!
本日の歩数:40,000歩越え!
家を出てから帰宅するまでの全てになりますが、さすがにこの数字は未経験。
道理で足がパンパンのはずだ(笑)
今日は湯船にゆっくり使って疲れを癒すことにしましょう。
(幸い、翌日、筋肉痛にはなりませんでした!)
さて、それではこの続きは、3月末に
2区 (23.1キロ)鶴見中継所~戸塚中継所
花の2区と呼ばれるこの23.1kmの区間は、エースが激戦を繰り広げる場所
各校のエースが集い、ごぼう抜きが繰り広げられることもある華やかな区間。
そんな2区の距離は23.1キロと最長区間になるうえに、難所である2つの坂があります。
①権太坂(14キロ付近)、②戸塚の壁(20キロを過ぎてから残り3キロ)
とても難しいコースだからこそ、エース級の選手に託される区間です。
体力や持久力に加えて、精神力が問われるコースですね。
08:30 鶴見駅周辺からの再開です!
前回は鶴見中継所から少しだけ先に進み、鶴見駅から帰宅していましたので、今日は、そこまで戻って再開です。
さて本日は、最長区間でうわさに聞く権太坂のある区間。日照りも強く、風も向かい風で、なかなか苦行な環境の様です。
果たしてゴールまでたどり着けるのか?一抹の不安を抱えつつのスタートになりました。
09:30 順調に約5㎞進み、マックで休憩です。
最初の心配をよそに、順調な立ち上がり。計画よりも早い時間に到着です。
さてここは重要な補給ポイント。マックシェーク(バニラ)で英気を取り戻しましょう。
・・・あれ?買えない?
早く着きすぎて、まだ朝マックの時間帯でした(-_-;)
ここはコーラで代替して、次を目指すことにしましょう!
まだ10km手前ですが・・・
横浜の街並みが見えてきました。
前回、大手町を出発してから、もう横浜に。
思えば遠くへ来たものだ♪
少し観光気分になって、元気を取り戻しました。
そして交通看板には、戸塚・小田原の文字が!
なんとなく箱根駅伝の雰囲気が出てきましたよね(笑)
12:00 12km地点でランチしました。
こちらの蕎麦屋さん。おばあさんのワンオペで営業されているみたいです。
私も仕事をほぼワンオペでこなす身。
とはいうものの、それなりに繁盛している中で、接客と調理と会計と片づけを全部ひとりでこなす様子に感心してしまいました。
私もまだまだ頑張らねば!
とはいうものの、今日はとりあえず完歩だけを目指すことにしましょう(笑)
13:00 15㎞を超えました。まもなく権太坂!
比較的平坦な道のりだったとはいえ、終止の向かい風。
さすがに疲労がたまってきましたので、ここで緊急のエナジーチャージ!
コンビニに立ち寄っての小休止です。
それにしても、レース本番も終止向かい風なんでしょうか?
何気に、地味~に堪えます。
いよいよ権太坂に挑戦です!
権太坂のバス停が見えてきました。
未知の先を見てみると、確かになんとなく上り坂が続いている様に見えます。
でも先ほどエナジーチャージを済ませたばかりの私。
意気揚々と坂に挑むのでした。
5分もしないうちに、次の信号に到着。信号の名前は”権太坂上”
ナンダもう着いた? TV中継も大げさだなぁ。
なんて気楽に侮っていたんですが、歩けど歩けど上り坂は続き・・・。
結局20分も登り続けることになりました。
そしてその後はまぁまぁの下り坂。
疲れている時って、下り坂もしんどいですね。
帰りの9区でも苦労しそうだなぁなどと考えながらも、権太坂は無事に攻略です。
15:00 20km付近でJR線を跨ぎます。
ようやく20km辺りを通過。あと3㎞位でゴールですから、もう何とかなりそうだと安心しつつ、品川方面に向かう列車に向かって『連れて帰ってくれー』と叫ぶ余裕も。
ただ、この後の地獄をまだ知らない私は、比較的油断していました。
16:00 戸塚中継所に到着!
・・・残り3㎞。なめていました。
なんとなく3km全てが上り坂の感じがして、向かい風も強く、坂も急。
『権太坂よりこっちの方がつらいやんけ!』
などと毒を吐きながら、ふらふらと歩いていると、左折したら戸塚駅の標識が。
『もうここで折り返そうか?』
などと何度も心が折れそうになりつつ、戸塚駅を通り過ぎること2km位。
ようやく戸塚中継所に到着しました。
何とか今日の目的は達成できましたが、今回の疲労感は半端ない!
さすがエース区間の醍醐味でした。
・・・このコースでごぼう抜きするの、すごくない?
不正行為ではないですよ?(笑)
さすがに疲れすぎて、駅まで歩く気力がない私。JR戸塚駅まではバスで戻ることにしました。
だって駅までは結構急な下り坂なんですよ?
などと言い訳しつつ、混雑なバスの手すりに抱きついて帰路に就く私でした。
本日の歩数:40,000歩に届かず!
前回より距離が長いはずなのに、歩数は40,000歩を超えませんでした。
なぜ?帰宅でバスを使ったから?
なんとなくですが多分、前回は大手町駅の階段の上り下りでカウントを稼いだのではないかと。
思い切って、家の周りをぐるぐる歩こうかと悩みましたが、今回はそのまま帰宅することにしました。
とりあえず、四捨五入したら40,000歩(笑)
さて、それではこの続きは、4月末に
3区 (23.1キロ)戸塚中継所~平塚中継所
箱根駅伝で最も景色が良いと言われる3区
前半に約9kmの緩やかな下り坂が続き、街を抜けて11kmを過ぎ134号線に出ると、
正面に富士山、左側に相模湾を臨む箱根駅伝の中で一番の景勝地へ。
時として強い向かい風が選手の行く手を阻むという、
美しく過酷な自然に立ち向かうスタミナとペース配分に注意が必要なコースだそうです。
09:00 戸塚中継所からの再開です!
戸塚駅から少し離れた位置にある戸塚中継所。
前回は、バスで戸塚駅に戻って帰宅していましたので、今回は、まず戸塚中継所に戻ることから始めました。
前回の帰宅時はもう元気がなくバスを利用しましたが、今回は元気が有り余っていましたので、歩いて中継所まで戻りました。
そんなわけで、中継所に戻った段階ですでに徒歩数は6,800歩を超えていましたが、第三区は、前半に約9kmの緩やかな下り坂が続き、街を抜けて11kmを過ぎ134号線に出ると箱根駅伝の中で一番の景勝地。快適なウォーキングになるから大丈夫だろうと高をくくっておりました。
この後、まさかの苦行な一日になろうとは予想もせず。
09:45 快調に3㎞地点を通過!
予想通りに快適にスタートを切った私。鼻歌交じりな序盤戦です。で、目についたのがこの看板。平塚中継所の位置は、JR平塚駅よりもむしろ、一駅遠くのJR大磯駅の方が近いみたいです。
『そっか、今日のゴールまであと五里か♪』
ちなみに1里=3.9km位だそうなんですが、その昔、1里=徒歩1時間の距離とう解釈もあったそうです。残り大体20km、4km/hrのウォーキングで約5時間の道のりだなぁ等と考えながら、笑顔で歩き始めていました。
11:00 休憩できる場所がない!
緩やかな坂を下りながら住宅街を抜ける前半11km。確かに住宅街なんですが、いつも通り5㎞地点で休憩場所を探してみるものの、道沿いにはファミレスも、イートインのあるコンビニも見当たりません!
最初が順調だっただけに、『休憩ポイントが見つかるまで頑張ろう』などと甘く見たのが災いし、なんと2時間、8km程度も歩き続ける羽目に。
やっと見つけたファミレスに入って、すぐにエネルギーに変わってくれそうなパスタを注文し、早めにランチタイムを取るものの、既に足がパンパンに張っており、泣き言が出始める次第。こちらで30分ほど休憩させて頂きました。
いやはや、計画的な休憩は本当に重要ですね。
Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)
早めのランチを済ませ、少し元気を取り戻してからウォーキングを再開すると、少し目を引く街並みに出会いました。
エントランスにはFujisawaSSTの看板が。そう、ここは旧松下電器産業関連工場の撤退後、「地域から地球に拡がる環境行動都市-藤沢」の先導的モデルプロジェクトとして、エネルギーの自給自足をめざしたまちづくりとして有名な街であることに途中で気づきました(なので写真はPIXTAになります)。
省エネ関連事業を行う私としては、忘れてはいけないプロジェクトですね。下調べ不足でした(汗)
13:15 烏帽子岩が見えてきた~♪
13時を迎える頃には住宅街を超え、相模湾に到着。今度は海岸線を歩き始めます。両サイドに防風林を備えた国道134号。落ち着く雰囲気のまっすぐな道路は、散策やサイクリングには最適そうですが、いかんせん、またもや休憩スペースがない!
昼前も2時間歩いた苦行、ランチ後も2時間歩いても休憩所が見つからない状況で、もはや口数も少なくトボトボと足を引きずる状況に。
折角の烏帽子岩も、観光気分に浸ることなく、休憩スポットを探し続ける私でした。
あ、あいにくの曇りがちな天気だったので、富士山は見えませんでした。・・・見えなかったはず(笑)
13:40 待望の休憩スポット@15㎞地点
ようやく見えてきた次なる休憩スポットは、15㎞地点のお店。こちらは計画通りです。
ホントは、5㎞地点、10㎞地点、15㎞地点と3回休憩する計画が、なぜか2回休憩の苦行に。足をマッサージして、少しでも回復を目指します。
休憩のたびに過剰めにカロリー補給をしているので、あと必要な回復と言えば、汗をかいた分の水分補給に”大人の麦茶”でしょう!と我慢できずに(笑)
おかげでだいぶ回復しました。あと5㎞くらいだし、がんばろう!
16:00 なんとなく勇気をもらえる交通看板
20kmをすでに通過。既に平塚市にも入っていて、マップの上ではゴールが近くなってきました。交通看板でも大磯まであと2km、第4区のゴールである小田原まであと20kmは、なんとなく元気と勇気をもらえました。
最大の苦行である山登り第5区を忘れてますね(笑)
この先にコンビニがあったので、そこで少し休憩してからゴールを目指すことになりました。
16:30 平塚中継所に到着!
ようやく平塚中継所に到着しました。
ただこちらの場所、非常にわかりにくかったです。なんとなくイメージする、タスキをつなぐ”側道”スペースがこちらにはありません。
思わず行き過ぎかけましたが、駅伝の写真を確認しつつ、ゴールでの記念撮影に臨みました。
ただ普通の道路なだけに撮影するのもとても恥ずかしい(笑)
通行が切れたタイミングを狙って素早く撮影しました
ともかく、今日の目的も達成できました!
いや~。疲れました。なんか毎回過酷になってきていませんか?
17:00 GoooooL! JR大磯駅
さて、それでは帰ろうか・・・と思っても、JRの最寄り駅は2km先。
トボトボと歩くこと20分。
とどめを刺されそうな上り坂を超えた先にようやく見えてきた大磯駅。
この後、電車の中で爆睡したのはいうまでもありませんでした。
大磯から自宅まで、なるべく始発電車に乗れるように工夫して、マイナーなルートで帰宅した私でした。
本日の歩数:45,000歩越え!
家を出てから帰宅するまでの全てとはいえ、さすがにこの数字は異常では?
スタート前ですでに6,800歩を超えてましたから、本来なら40,000歩を超えないレベルのコースだったはずなんですね。今回の苦行の原因は、休憩箇所不足ではなく、スタート前に張り切りすぎたことなんでしょうか。
次は調子に乗らず、もう少し慎重にスタートしようと猛省した次第です。
さて、それではこの続きは、5月末に
4区 (20.9キロ)平塚中継所~小田原中継所
海沿いの平塚中継所から山の麓・小田原まで至る第4区。
10本ある橋による細かいアップダウンの連続で、ペースを掴むことが難しいコース。
小さな疲労を積み重ねた上、箱根登山鉄道ガードからの残り1キロは、中継所直前のランナーに壁のように立ちふさがる上り坂があります。
平地区間では最も距離が短いものの、「山上り」の5区にどの順位でつなげられるか、往路の終盤に向けての戦略が問われる区間になります。
08:30 大磯の交差点から再開です。
平塚中継所から2km進んだ大磯駅から帰宅しましたので、今回は大磯駅近くの国道1号線の交差点か再開です。
本来は、5月24日に実施する予定でしたが、雨天の影響で本日6月01日に順延。
なにが厳しいかと言えば、前日5月31日は大学のスクーリングが予定されていまして、9時から17時までずっと受講。その後、課題を少しでも進めようと頑張って、終わったのが23過ぎ。
要は寝不足&コンディション不良なわけです。(;^_^A
最後の1kmは上り坂らしく、果たして完走ならぬ、完歩できるのでしょうか?
09:20 5km地点の目印を無事に通過!
別に悪さをしたわけではありません。
単に5km地点のちょうどいい目印に大磯警察署がありまして、その先のコンビニで一休みしました。
それにしても、思ったりも快晴にめぐまれたからでしょうか。なぜか行き交う人にウォーキング、トレッキング、サイクリングを楽しむ方が多いこと!
軽やかに楽しまれている周囲の方々に引っ張られて、私も予想以上に軽やかに歩が進んでいきます。
快調♪快調♪
11:00 ちょっと早めなランチタイムです。
街中を歩いていると、高台の切れ間から海が見えてきました。この湾の先が次の休憩ポイントがある国府宮駅周辺の様です。
緩やかな下り坂が進む道に足取りも軽く、鼻歌交じりに目的地に着きました。
途中にあった居酒屋さんでのランチ(+燃料補給)も考えましたが、お店のオープンは11:30からのご様子。
何とか誘惑を断ち切って、ファミレスでパスタを頂くことにしました。
もちろん、ドリンクバーで炭酸飲料をしこたまいただいたことは内緒です(笑)
13:00 15km地点の酒匂橋を通過。
順調に歩を進めてきましたが、さすがにちょっと疲れてきたので3回目の休憩を・・・と辺りを見渡すと、目に留まるのは有名な焼肉屋さん(笑)とりあえずまだ余裕があるので、この大きな橋を渡ってしまうことにしました。
で、橋が架かっている酒匂川。よく見ると、二級河川なんですよね。こんなに大きい川なのに?なのでちょっと調べてみました。
一級河川は、国土保全や経済的観点から特に重要な水系として国土交通大臣が指定した河川で、建設省が管理。全国で109水系あるそうです。一方二級河川は、都道府県知事が指定した河川で主に地方自治体が管理。単純に大きさだけで際るわけではないんですね。もしかしたら酒匂川は洪水リスクが小さいのかな?
補足で水系についても。一級河川が全国で109しかないって少ないと思いませんか?
川上流部から海へ向かうにしたがい、小さな流れがあつまって次第に大きなものへとなっていきます。この小さなものや大きなものから成る一群の川をまとめて「水系」と呼ぶそうです。なので、一級河川の川の数は14,000を超えるとか。ちなみに二級河川の川の数は7,000程度。もしかしたら、繋がっている川の数の多さの違いかもしれませんね。
13:40 小田原城に元気をもらいました♪
15km地点での3回目の休憩をスキップして歩を進めていると、みえてきました!小田原城!
ゴールが小田原中継所だけに、もうすぐゴールって元気をもらえます。
これまでの区間では、あまりそういう励みがなかったのでちょっと新鮮。もしかしてランナーもそうなのかな?一度聞いてみたいものです。
で、周辺は観光地なので、喫茶店もたくさんあり、糖分補給したことは言うまでもありません(笑)
14:50 小田原中継所に無事に到着
今回は、スタート時点の心配をよそに、意外と楽に目的地に到着しました。
小田原中継所は、レストランの駐車場をお貸ししているようですね。何度も写真を確認しましたが、間違いはなさそうです。
で、営業中のお店の駐車場で記念撮影するのも気が引けましたので(当たり前?)、その近くにあった箱根登山鉄道の旧車両展示物の前で記念撮影(笑)
とにもかくにも、今回も無事に終了できて良かったです。
15:00 GOOL! 箱根登山鉄道風祭駅
帰路につく風祭駅はこれまでと異なり、小田原中継所とは徒歩5分以内の至近にあります。なので、楽々と電車に乗れました。
それにしても、久々の箱根登山鉄道。そういえばコロナ禍前に温泉旅行に出かけた以来のご無沙汰ですね。
この企画に目途が立ったら、温泉にでも行きたいものですが、インバウンド高騰はいつまで続くのでしょうか?
本日の歩数:38,000歩?
今回はあまり疲れていないなぁ。もしかして少し慣れてきた?等と勘違いし始めていたら、実は、本企画最小の38,000歩でした。
1歩80㎝とすると、平均とみていた40,000歩に対し、1.6kmショートしている感じですね。
そうです。今回はスタート地点が中継地よりも2km程度前進していたので、その分少なくて済んだみたいですね。計算も合う!(笑)
さて次回はいよいよ、箱根駅伝最大の山場、山登りの5区です。今度は体調を万全に整えて挑まないと、初の途中棄権になってしまうおそれも。しかも雨の心配もしないといけないですし、計画を組むのも一苦労しそうですね。
一応6月末を予定していますが、もしかしたら7月になってしまうかもしれません(-_-;)
5区 (20.8キロ)小田原中継所~芦ノ湖駐車場
全区間で最も過酷で、最も箱根駅伝を象徴する5区。
国道一号線最高点の標高約874mまでを16kmで一気に駆け上りながら、最高地点を過ぎると20km地点まで一転して下りとなる20.8kmの難関コース。
「天下の険」箱根の風光明媚な景色とは裏腹に、突風などの厳しい自然条件が選手たちを苦しめ、この区間の走り次第で大きなタイム差がつくため、たびたび『山の神』が登場する伝説の区間です。
08:00 とうとう山登りの5区がはじまります。
さていよいよ、私にとって最も過酷と思われる5区がはじまります。
標高≒0mなスタート視点から国道一号線最高点の標高874mまで、徒歩とはいえ一日で駆け上らなければなりません。
高尾山と高尾山口の標高差が約400mですから、もはや高尾山を1日で二回登るようなもの。大丈夫か?
09:00 見慣れた箱根湯元の風景を。
やや上り坂かもしれない、ほぼ平坦な道をテクテクと無言で歩きます。
見慣れた風景が目に入っても、モクモクと無言で歩きます。
楽しそうに立ち止まる観光客の合間を縫って、恨めしそうに歩きます。(笑)
国策に円安の影響で、外国人の多いこと多いこと(-_-;)
てか、日本人観光客、いる?
10:00 見慣れたヘアピンカーブの上り坂に到着
とうとう始まってしまった坂上がり。
そういえば小学校の頃、逆上がりができなかったなぁなどと、くだらない語呂合わせて気を紛らわせながら、道路脇を上っていきます。
細い路肩は主に山側にしかないので、時々道を渡りながら、モクモクとトボトボと登っていきます。
いや、なかなか急な坂なんですが、朝から気構えていたので、特に挫けることもなく、順調に歩を進めます。
10:40 有名な富士屋ホテルまで到着。9km踏破!
ようやく道のまわりが開けたと思ったら、宮ノ下に到着した模様です。
立派な建物だなぁと感心していたら、有名な富士屋ホテルでした。
ここまで歩いた距離が8.8km。
まだ半分にも到達していませんが、この機会を逃すと、次に休める機会がいつになるかわからないので、コンビニ休憩。カロリー補給で甘いケーキを頂きました。
単調な登坂を、引き続きモクモクと
宮ノ下の街並みもすぐになくなってしまい、またモクモクと上り坂を上っていきます。
変わり映えしない坂道の風景。遠くを見て心が折れることを恐れ、なるべく視線を下げて歩き続けます。
そして悲劇が訪れます。
ランチにと思ってアテにしていた、11時に開店予定のビアレストラン。10分前に到着してしまったので、お店の前で待つこと、20分。
ん?20分?
お店の中に人はいるようなのですが、定休日でもない様子なのにお店が一向に開きません。
箱根には時差があるのか?
でも、小休止おかげか、その後の足取りが衰える様子がないうことがせめてもの救い?
12:20 ユネッサンに到着
時差があるビアレストランさんの愚痴を語り合いつつ、さらに1時間ほどトボトボと坂上がりすること1時間。ようやく見えてきました、中間地点のユネッサン。これで11km踏破です。地図情報では、もう800mは登ってきたそうな。
流石にココでお風呂に入るわけにもいかず、最寄りのコンビニでランチタイムを設けます。よかった、イートインがあって!
ただ残念ながら、ココではビールの誘惑にも打ち勝ち、肉まんを頂くことにしました。
・・・そして罠にはまる(笑)
無限に続くと思われた坂道。あれ?上り坂があそこで終わってないか?ようやく顔を上げて元気よく登ってみれば、見晴らしのいい直線道路に至ります。
そして、急な下り坂の後の再びの上り坂。
流石にこれには心が折れました。遠くに見える上り坂を恨めしそうに睨みつけながら、下り坂をトボトボと降りていきます。
もしかして箱根ランナーもここで一回挫けるのかな?今年の駅伝、注意深く見てみることにしよう。
13:45 ようやく最高地点に到着!
フェイクな頂点を乗り越えて、再度登った先でとうとう見つけました。国道1号最高地点の看板。
よく頑張った、俺!
ここまででおおよそ16kmを踏破。後は5㎞の下り坂。芦ノ湖を目指す楽しい道のりになるはず!と自分に再奮起を促しながら、歩を進め・・・ることができずに、バス停のベンチで小休止しました。
なんで喫茶店もコンビニもないの?
14:20 下り坂を降りきると、そこは芦ノ湖だった。
30分ほど、結構急な下り坂を降りきると、見えてきました。芦ノ湖。いやぁ長かった。あの信号を左折すれば、あともう少しでゴールのはず。
箱根の難所を超えた達成感と、意外と余力が残っている余裕感で、なんとなく安心している自分がいました。
・・・この後まだまだ苦難が残っているとも知らずに。
大鳥居を超えて、湖畔の道路をテクテクと。あれ?
TV中継を見ていると、芦ノ湖が見えてきたら、なんとなくすぐにゴールするイメージがありましたが、大鳥居を超えてもなかなかゴールが見えません。
余裕を見せて、旧道の砂利道を歩いたりしたものだから、意外と足が疲労してしまい、最後は足取りが重くなってしました。
何事も、油断禁物!終わりまで気を抜いてはいけませんね。
中学の国語で習った徒然草の『高名の木登りと言ひし男』を思い出しながらゴールに向かいます。
14:50 とうとう芦ノ湖ゴールに到着!
いやぁ、長かったですね。でも、歩けるもんですね!などと感動しながら、撮影の順番待ちをいたします。
観光客もまだチェックイン前の時間帯だったからなのか、意外と撮影の順番を並んでました。他の中継地点では、撮影するのに少しこっ恥ずかしかったんですが、ここなら問題なく記念撮影。
あ! タスキ持ってくるの忘れた‼
ここでやらかしたことに気付きました。
山登りの戦略を準備することに必死で、すっかり忘却の彼方でした。
こうして、iPASTのタスキは途切れたのでした(笑)
ゴール到着に乾杯!
とにもかくにもゴールしたので、お預けになったビールで乾杯です。済んでしまったことはケロッと忘れる!これは私の特技です(笑)
で、ここから家に帰るのが面倒・・・というよりも、ここから一度家に帰ってしまうと第6区のスタートを9時にっていうのがとても大変なので、今夜はこの辺りに宿泊し、明日は第6区の山下りを慣行!
大丈夫か、俺?
まあ、明日は明日の風が吹くということで、お店を変えて夕食も済ませて、第6区の途中にあった宿まで引き戻ることにします。
・・・17時ってもう暗いんですね。
上り坂地獄、ふたたび
芦ノ湖入口の交差点を右折して、来た道を戻ります。
あれ?行きしなの芦ノ湖入口までって急な上り坂じゃなかったか?
そうです。最後の最後に急な上り坂が待っていました。超油断!
またしても、『高名の木登りと言ひし男』を思い出しながら宿に向かって、ホントにトボトボと登ります。
誰だ!こんな場所に宿を予約したのは!
・・・私だ(汗)
18:00 民泊に到着
なんだか周りがとても暗く、真夜中に到着した気分になっていますが、実はまだ18時。でもすっかり静まり返っています。
四苦八苦しながら玄関のカギを開け中に入ると、意外と中は小綺麗。でもこれから宴会する気にもなれず、お風呂に入ってゆっくり体を休め、明日に備えることにしました。
・・・だって最寄りにコンビニないし、もうあの坂を上り下りしたくない!
本日の歩数:39,000歩!
思ったよりも少ない歩数にびっくり。確かに風祭駅からスタート地点の距離も近かったとはいえ、ホントに?という感じです。しかも既に明日の6区分も5㎞分くらい含まれていますからね。
ということで、今回のルートの高低差もつけておきました。我ながらよく頑張れたもんだ。この高低図を眺めると自画自賛します(笑)
さて、明日は下りの6区だ!
6区 (20.8キロ)~芦ノ湖駐車場~小田原中継所
緩やかな下りが上り坂に感じられる、一気の山下り。
最初の4kmを上ってから一気に標高差840mの“山下り”。カーブが急でスピードも速いため、コース取りが重要。足への負担も大きく、下りで飛ばしすぎると残り3kmが苦しく、ペース配分がカギ。朝の箱根山中は冷え込みが厳しく、思わぬ腹痛やけいれんに見舞われることも。下りでは危険を伴うことと、また早朝で気温の上昇も少ないことから給水はないコース。
9:30 寝坊しての6区山下りスタートです(汗)
折角、前日泊にしたのに朝寝坊・・・。だって予想以上に熟睡できたんですもの。やはり前日の疲労はそれなりに残ってるんでしょうね。でも今日はほとんど下り。6区前半の急な上り坂は、宿の位置の都合で既に半分以上が終了しています。
さて昨日は登るのに必死だっただけに、観光気分で歩いてみましょう!
最初の1/4は観光気分です♪
昨日は精神的な余裕がなかったのでチラッと見ただけのナニカを眺めていきました。
上の写真が六道地蔵。鎌倉時代に彫られた巨大な磨崖仏を復元した地蔵菩薩が納められているそうで、六道地蔵さんは天上、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄の六つの世界の案内人なので、六道地蔵と呼ばれるそうです。
下の写真が曽我兄弟の墓。建久3年(1192年)父の仇工藤祐経を討って永年の本懐を遂げ、討ち死にした曽我十郎・五郎兄弟と十郎の妻・虎御前の墓と伝えられているそうです。日本三大仇討ちの一つって知ってました?
それにしてもいい天気♪でも日焼けしそう。
国道1号最高地点、再び。
そしてすぐに国道1号最高地点に到達。ここから見下ろす下り坂にニンマリ(笑)
ちょっとだけ上り坂がありますが、その後ずっと下り坂と思うと…。なんて油断大敵なんですけどね。昨日、上り坂を踏破しているだけに、鼻歌交じりに歩を進めています。
次の1/4は紅葉気分です♪
昨日から気付いてはいましたが、箱根湯本(麓)あたりではそれほどでもなかったのに、小涌谷周辺は鮮やかな紅葉が見事でした!この辺りでも高低差を感じますよね。
ただよそ見して歩いていて、後方から近づくレンタカーにクラクションされてびっくりしたのはご愛敬。でもそんな簡単に、歩行者にクラクションしていいんだっけ?
11:30 見覚えのある踏み切路を通過。
確かこの踏切、昔の箱根駅伝では競技に配慮されておらず、普通に遮断機が下りてしまってランナーの足を止めていた踏切ですよね。確かコース中にある踏切はここだけだったはず。今は競技中(多分30分くらい?)は完全に運休しているのかな?
で、これは箱根駅伝の新型車両でしょうか?私的にはあまり馴染みのない車両に少し驚きました。昔の車両も残してほしかったのは私だけでしょうか?(笑)
次の1/4は鉄チャン気分♪
行きでも聞き覚えがあるのですがこの辺りは、箱根登山鉄道が通るたびに車輪が線路で軋む音(?)が耳に届きます。どこから?とキョロキョロ見回していると、林の向こうをゆっくり上り下りする電車が垣間見えます。
いつもは電車なりバスなりに乗車しているので目にすることがない風景。これも歩いたおかげで楽しめる恩恵かもしれませんね。
14:00 見覚えのあるヘアピンカーブに到着
途中でランチを挟んだものの、順調に山を下っていきます。そして見覚えのある風景に遭遇。確か行きでは序盤戦。これから坂上がりが始まると緊張しまくっていた風景も、今日はもうすぐゴールだって、安心を感じさせる風景に変わっています。
さてもう少しだ!
最後の1/4は滝がたくさん!
この区間では、伏流水が溢れ出てきたためか、大小様々な滝を目にするようになりました。昔、歩いて箱根超えした旅人は、ここで喉を潤したのかな?などと眺めて歩きました。
今、私が飲むと、ほぼ間違いなくお腹を下しそう(笑) それって環境汚染が原因なのか、私のお腹が脆弱になったのか。
キレイ好きがかえって病弱にするんじゃないかと、ちょっと悩んだ瞬間でした。だって小学生の頃は、日本でもシンガポールでも、学校の校庭の水道からガブガブと水を飲んでも、ケロッとしていたものです。
15:20 箱根湯本まで戻ってきました。
結構快調なペースで降りてきました。
昨日は登りだったとはいえ、箱根湯本~最高点に5時間近くかかりましたが、今日は下りなので、5時間半で・・・・。あれ?今日の方が時間かかってない?
快調だったのは心の問題だけだった様で、長い休憩もとってないのに昨日よりも時間がかかってしまいました。
観光気分で歩いたからなのか、思ったより昨日の疲労が残っているのか?多分、その両方かな。
案外長い、最後の直線。
箱根湯本まで下りきると、もう終わった!という気分になりますが、実は小田原中継所まであと数kmあります。競技中のランナーも、油断すると案外心が折れる難所かもしれません。
元気な往路では30分で歩ききれたこの道、心身ともに疲れた復路では50分もかかってしまいました。
でもゴールはもう目の前だ!
16:10 小田原中継所に無事に到着!
最後の直線を、なんのかんのとブツブツこぼしながらも、何とか無事に到着。
だって最後の直線。有料道路への入口があるので仕方ないにせよ、歩道を求めて2回も道路を横断させられました。しかも歩道橋なんで、ここにきて階段(笑)
でも無事に到着してよかったです。
ただこの場所は、通常は飲食店の正面。繁盛する時間帯でもありますので、記念撮影をサッと済ませ、そそくさと退散しました(笑)
GOOL! 箱根登山鉄道風祭駅
小田原中継所で私的に一番うれしいことは、中継所と風祭駅が近くて徒歩5分ってことでしょうか。
流石に小田原駅までの電車で座ることはできませんが、小田原駅から新宿方面までは電車1本、乗換無し!
電車内で爆睡して、寝過ごしそうになったのは秘密です(笑)
本日の歩数:34,200歩!
なんと今回の歩数は、これまでで最小の35,000歩!最初の数kmを昨日済ませてあったとはいえ、流石に少なすぎないか?と携帯の不備を疑いかけますが、まぁ良しとしよう。
後で計算してみたところ、往路の合計が大体200,000歩(平均40,000歩)。復路も同じくらいになるのかな?
7区 (20.9キロ)小田原中継所~平塚中継所
最も激しい気象の変化に抗う区間
4区と同じく細かいアップダウンがある区間でペースがつかみにくい上、山おろしの冷気や海沿いの風、正面からの強い陽射しも気になる、まさに気象条件との戦いとも言える区間。前半をオーバーペースで走ると、後半は気温の上昇もあり失速を招きかねないコースです。
12月末に実施予定です!
近日中にアップしますので、しばしお待ちください。